なぜ今 、FabLearn Asia?

こんばんは、ゆうかです。今、せっせと「FABと新しい教育」を考える会を準備しています。なんで「教育?」ということをよく質問されるので、少しその考えに至ったプロセスを共有いたしますね。
FabLearn Asia

「ファブラボが(ほぼ)なんでもつくるのであれば、その人らしい仕事もつくれますか?」

この質問を田中先生にしたことがきっかけで、2011年から私がファブラボの活動に関わるきっかけになりました。その頃は、まだ新しいクリエイターのプラットフォームに、3Dプリンタやレーザーカッターを含めたデジタル工作機械やファブラボのネットワークが成り得るのではないかというざっくりとした考えしかありませんでした。

もちろんつくるのも大好きです(最近、全然つくれてないけど…)、何か明確なモノよりも、社会的な構造としてファブラボの活動に可能性を見ていた私にとって、ノートパソコン、スマートフォンなどのディバイスの普及とデジタル工作機械がインターネットとつながりはじめた社会的な状況の方にワクワクしてしまいました。

あと考えられるのは、私が物事を俯瞰的にみる背景には、建築や都市計画に関わっていたというのが大きな要因かもしれません。建築は、テクノロジー、デザイン、素材、空間、文化、芸術など複合的な要素が集合している分野です。そして、建築を拡大した都市計画になると「モノ」よりも、その都市の構造やインフラ、人の流れ、歴史や開発計画などなど。どのようにして人が快適になったり、ワクワクしたり、心地良くなったり、活発な空間ができるのか、そうした要素そのものの配置やバランスが重要になります。どちらも「人の営み」「まちの営み」に変化を及ぼすということは言えます。

なので、ファブラボの活動に関わっていても、スケールはミクロにマクロになりながらも、建築や都市計画を考えている思考とあまり変わりありません。意外だと思われますが、実は世界でも建築を学んだファブラボ関係者が多いという共通性もあります。何かあるんですかね。(笑)

という訳でファブラボ鎌倉に関わり、運営するようになっても、「人が変わり始めるターニングポイント」は、どこにあるのだろうかという視点でいつも取組みを考えています。そうした状況には、年齢差はあるのか、ないのか。意識を持った個人は、小学生や社会人で変わりはあるのか? そういうことばっかり考えています。実は、「教育」という言葉はあまり好きではありませんでした。何か決まったことを教えられ、枠からはみ出してはいけない窮屈さを感じていたからかもしれません。いつもはみ出していたということも言えますが。。。なので今までは、「学習」や「学び」という言葉を使っていました。どこか自発的で、主体がその人自身にある自由さがあるからです。

しかしながら、私たちファブラボ鎌倉は今、その「教育」に新しい可能性を見いだしています。言葉の定義がその時代、時代によって変化しているのであれば、「個人の才能を見いだすこと」をこれからの「教育」にすればいい。そう思ったんです。他人が「教えて育てる」も教育だし、自ら「教えて育つ」とも言えますよね。つまり、理想とする価値を見いだすことができるのであれば、それまでない価値を提案したり、新しい意味づけをすればいいのだと気がつきました。

新しい価値は、いきなり生まれるものではなく、「つくりながらカタチづくり、拡げていけばいい」そう思えたら、急に気持ちが楽になりました。

そんな気持ちをたくさんの方々とわかち合う為に、今出来る最大限のことは何だろうと考えました。そして、国内外の人ともっともっと知見を深めるような会を設けてみたいという結果に至りました。すでにスタンフォード大学ではFabLearnという試みをはじめており、私たちもFabLearningという取組みを進めてました。ならば一緒にやればいい、思いたったら吉日、スタンフォード大学に交渉できる人をなんとか探し当て、趣旨を伝え、一緒にやっていいという返事をもらうことができました。

実施をするにあたり、資金もいるし、課題を考えると山盛りです。それでもひとつひとつ解決していきながら、やっていくしかない。いろんな人の協力も必要になる。今まで以上に忙しくなる。それでも、「やってみた後の未来が見てみたい!」という気持ちが、勝りいろいろな交渉も進めていきながら、ようやく実施プログラムのフレームも固まりFabLearn Asia 2015としてWEBサイトを公開することができました。

FabLearnAsia02
実施予定プログラム : 午前が講演 / 午後がワークショップやディスカッション

まだまだ進めていかなければならない事柄は、たくさんあります。スマートになんでもサクサクできたらかっこいいですよね。でもなかなか現実はそうとは限りません。たくさん試行錯誤して、不器用なら不器用なりに、すったもんだして、そうした不安も喜びもふくめて「未来をつくる」プロセスを、たくさんの人と分かち合うことができれば、それはそれで価値あることだと思い直しました。

FabLearn Asiaは、いわゆる一方通行の会議ではなく、参加される方々と一緒につくりあげるような会議にすることは可能か。どうしたらそんな事が可能か、そうしたことも含めていろいろな方と一緒に進めていきます。

WEBより早割チケットやプレスリリースの公開がはじまっています。

2日間に渡るプログラムですが、できるだけ沢山の方々にも参加していただけるよう、いろいろなプランを考えて、学割、教員割、一般、法人と分けさせていただきました。教育関係者はもちろん、自分の未来に投資する意欲を持つ方、子育てする方、デザイナー、プログラマー、クリエイター、FABの分野に興味がある方などなど、人はだれでも学び、教え合いながら生きていくとしたら、全ての学習者が対象になります。

まだまだ伝えたいことは沢山ありますが、今回はこのへんで。

12月12-13日は、空けておいてくださいね!!

by youka

FabLearnAsia03

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