Singapore notes, page01

3月になりましたね。みなさまお元気ですか。ファブラボ鎌倉のmasakoです。

わたくしごとではありますが、この1月にシンガポールに引越しました。こちらへ来て約2ヶ月、2人の子どもたちの新しい学校での生活も落ち着き、ファブラボ鎌倉のプロジェクトもできることから少しずつ再開しています。

日本との時差は1時間。こちらに来ても鎌倉のメンバーとは、東京に住んでいたときと全く同じツールを使って週に1度のチームミーティング参加や必要なタイミングでのオンラインの打ち合わせができ、テクノロジーの進化に感謝するばかりです。

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(とは言え、蔵のあの落ちついた雰囲気の中で週に2回、メンバーとお昼ごはんやお茶をしながら他愛もない話(それが大事だったりするのです)をできたらという願いは叶いませんが…)

さて、これからしばらくはこちらへ来て驚いたことや子どもたちの教育のことなど、ファブラボに関わるものとして興味深い話題を中心にご紹介したいと思いますが、まずはこの国がどんなところなのかから書き始めてみます。

[歴史]

シンガポールはまだ建国50年という新しい国で、昨年そのお祝い”SG50″で盛り上がっていたことをご存知の方もいらっしゃるでしょう。元はマレーシアの一部でしたが、51年前の1965年8月9日に独立を宣言し、それ以降、昨年3月に亡くなった初代首相リー・クアンユー氏の設立した人民行動党の政策により目覚ましい発展を続けています。

三代目で現首相のリー・シェンロン氏はリー・クアンユー氏の長男ですが、ケンブリッジ大学の数学科でコンピューター工学を収めており、この国の政治を牽引する人がプログラミングをするという事実(参考: Wired.jpの記事)がとても嬉しく、親近感を覚えます!

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現首相リー・シェンロン氏が自作のソースコードを自身のfacebookに投稿!

[地理]

赤道から北へ150kmほど、マレー半島の南端にある島で、一年中平均気温が25〜30℃の高温多湿な気候です。朝は涼しく、日中は日差しがあるときは日本の8月の晴れた日のような暑さになり、夕方日が陰るとまた涼しくなります。例年10月から3月頃までは雨季のようで、2月上旬は曇り空の日が続いていましたが、ここ半月ほどは青空が広がる日が多く、ときどき通り雨がある程度です。

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アジアのどこへも気軽に行き来できる立地。日本との時差は1時間、飛行機で7時間。

 国土面積は埋め立てで年々広くなっていますが 719.1 km²、東京23区よりやや広い程度の小さな国土に、554万人(2015時点)が暮らしています。(参考: 東京23区の人口が約900万人、次に多い横浜市が約370万人。2015年)

そのうち、390万人がシンガポール国籍か永住権を持つ人、外国人居住者は163万人(3割程度)。シンガポール人の大多数が中国からの移民で、街の中では中国語(北京語/マンダリン)が使われています。次にマレーシアからの移民、次いでインドからの移民が多く、実感としてもそんな比率です。

今回、最新の人口比率などを調べるにあたり、シンガポール政府のWebサイトを参照していたのですが、Ministry of Trade and Industry :MTI (通商産業省/貿易産業省) にDepartment of Statistics (統計局)という機関があり、様々なデータがインフォグラフィックスとして提供されていて感動しました。国の規模が小さいこともありますが、様々なデータを集めるだけでなく、誰でもすぐに使えるようにまでして公開されていることに好感を持ちます。

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中国人、マレー人、インド人、その他の比率を円グラフで表してみた。例えば人口のデータであれば、1960-2015年の詳細な属性ごとのデータがWebサイトで提供されていて、比較したいものを選び、好みのグラフで表示することができる

同じWebサイト内には、必要なデータをグラフに加工してダウンロードできるように作られているSingstat Table Builderというサイトもあり、試しに民族の比率を表す円グラフを作成しみたのが上の図。中国人が4分の3!図示されると納得しますね。

[物価・家賃]

物価は日本の1.5−2倍くらい。私たちも含め外国人の多くがコンドミニアムと呼ばれる物件に居住していますが、その家賃は東京の2倍にも。スーパーマーケットでの買い物にかかる費用もだいたい日本の1.5倍の感覚です。日本の物価は安いと思うようになりました。

一方、シンガポール人の多くはHDBと呼ばれる政府の管理する公共住宅に居住していますが、持ち家率はなんと95%にもなるのだとか。自国民にとって住宅入手はさほど敷居の高いものではなさそうです。また、街中に点在するWet Market(市場)やHawker Centre(フードコート)では、スーパーよりずっとお安く食材や衣類、生活用品、食事を手に入れることができるそうですので(先日長女の学校のフィールドトリップで見学に行っただけで、そこでの買い物は未体験)、今度トライしてみようと思っています!

Singapore residential buildings

シンガポールの公共住宅 HDB

ちなみに日本からの飲食店や小売業の出店も多く、ユニクロ、無印良品、セブン-イレブン、モスバーガー、五右衛門パスタ、CoCo壱番屋、ダイソーなどもあり、スーパーでは日本語のパッケージを頻繁に見かけます。百貨店では伊勢丹や高島屋もあり、食品売り場も充実していますので、こだわりの商品でなければ、だいたい日本と同じものが揃う印象です。が、お魚はやはり日本のものが恋しいです…!

[交通機関]

自家用車は環境汚染を抑制するための規制の意図もあって本体価格の倍以上の税金を収めないと所有することができません。カーシェアリングはまだ一般的ではなさそうです。それでも朝夕は通勤の車で街中至る所で渋滞が見られます。日本と同じ右ハンドル車しか走っておらず、日本車も多いです。

タクシーは安く気軽に利用でき、バスや地下鉄(MRT。郊外では地上を走る)も現在進行形で整備が進められており、乗車賃は安価です。

Singapore

国中どこででも、タクシーやバスが便利に安価に利用できる

[陰の力?]

北側にある橋を渡ると陸路で隣国マレーシアと行き来できるのですが、夕方、マレーシア方面へ走るたくさんのトラックの荷台に作業着を着た人たちが乗り合って移動する様子を見かけたときは、この国を支えている別な力を見たような気がしました。日中、街の中を熱心に清掃したりメンテナンスしている人たちの多くはこのような労働者たちなのかもしれません。

また、日本人には馴染みがあまりないですが、ナニーやシッターと呼ばれるいわゆるメイドのサービスが広く利用されています。同じコンドミニアムに住む知人宅でも、両親が共働きということもありナニーを雇っていますし、別の知人のコンドミニアムには住み込みのナニー用の小さな部屋があり、専用のシャワールームも用意されています。

[STE(A)M教育について]

我が家の2人の子どもたちはインターナショナルスクールで学ぶことになりました。通い始めて1ヶ月半。まだ英語での意思疎通が難しい小学3年生の長女は担任の先生とのコミュニケーションでiPadの自動翻訳ソフトを活用していますし、先日は授業の一環としてノートパソコンを使ってBlogを開設し、Google画像検索で調べたものをページにまとめながら、使い方の基本を学んでいました。

これから教育事情についてもレポートしていきたいと思っていますので、何か気になること・知りたいことなどがありましたらぜひコメントなどでご連絡くださいね。

masako

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Singapore notes, page01」への1件のフィードバック

  1. レポート興味深く読みました^ – ^
    STE(A)M教育についてのレポートも面白い。
    ブログ開設や検索して調べたものをまとめる
    など、日本とは違うものだね。
    翻訳ソフトを使いこなす姿に、頼もしさも感じるしIT発展の恩恵も感じる。

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