Fab Academy 2016 : 体験記 No.6

FabAcademyも開始から1ヶ月が過ぎました。そろそろ中盤戦に突入しそうな今回の仮題は「Electronics Design」。電子回路が乗った基板を自分で設計して作ってください!というテーマに、電子工作を苦手分野とする淺野が挑戦しました。

レクチャー.png

イラストも交えたレクチャー

基板の制作はWeek4でも行いましたが、あの時はいくつかあるお手本から選んでその通りに作っていけばOKでした。しかし今回は、追加したい機能に合わせてあのゴニョゴニョした配線を考えなくてはなりません!まさに未知の領域です。

イラスト.png

…とは言っても、全てを0から準備する必要はありません。3Dモデルを作るためのソフトウェアがあるのと同様に、電子回路を設計するためのソフトウェアもたくさん存在しているのです。最近では無料で使えるものも多く、見た目だけでなく機能面も高いクオリティで充実させたい!という需要が高まっていることの表れでしょうか。

さて、今回はEAGLEというソフトウェアを利用しました。フリー版は少し機能が制限されるのですが、それでも一通りのことはできる親切なつくりです。まずは予め登録されてある必要な電子パーツを選び、Schematicと呼ばれる設計図に加えていきます。

schematic.png

【Schematic】 パーツの接続関係を定める

その後、しっかりと機能するようにデータシートなどを見ながらパーツ同士を繋いでいきます。しかし、あくまでSchematicは「理論上こう繋がれば動くよ!」という情報を表すだけ。それを実世界で実現するためには、パーツや配線の物理的な位置関係を決めなくてはなりません。

Board.png

【Board】具体的な配置を決める

それを担うのがBoard画面。実際の大きさに基づいてパーツが描画され、Schematicで定めた接続関係が黄色い線で表されています。回路を成立させるためには、この関係を維持しながら、1箇所も重ならないように線を引いてやる必要があります。

そしてこれが鬼のように難しい…!あまりにも難しいので、EAGLEには自動で配線を決めてくれる機能がついています。ただ、それも完璧というわけではなく、いくらか手直しをすることでようやく配線が完成します。

AutoRouter.gif

自動配線でもたくさんのバリエーションが生まれる

条件を満たす正しいルートを探すのは、さながら込み入ったパズルのようでした。パソコンの前でああでもないこうでもないと唸りながら、基板設計の奥深さに触れた気がします。

さて、Boardが完成したら、そのデータを出力して基板の加工を行います。「習うより慣れろ」とはよく言ったもので、細かなパーツのはんだづけや回路に対する抵抗感も薄れてきました。けっこう楽しくなってきたかも。
kiban.jpg

今週の課題はここまで。新たにボタンやLEDが搭載された基板は、今後の課題でも利用される予定です!

次週の課題は「Make Somethign Big」=「大きなものを作れ」。基板からデカブツまで、なんでも作れるようになるというFabAcademyの精神を表したような振れ幅の大きさにご期待ください。

 

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