祝・ 6周年

2011年5月15日に、ファブラボ鎌倉とファブラボつくばが一緒に立ち上がりました。早いもので、今日で6周年です。子供だったらすくすくと育てば、小学1年生というからビックリです。新たなスタートとして、これまでのこと、これからのこと、少し書いてみました。

6周年OL

2010年、交通事故をきっかけに2年のリハビリ期間を経て社会復帰したばかりの私は、世界に拡がるFabLabの活動を知って「クリエイターの新しい働き方って、つくれますかね?」という発言をしたのをきっかけに、ファブラボ鎌倉の立ち上げに関わることになります。2011年5月にファブラボ鎌倉を田中先生と立ち上げて、2012年1月に引き継いで法人化しました。勢いで法人化したものの、事業計画もなければ、決算書を出すのを後から知る有様でした。人件費を自分で確保するため初年度は、内閣府の社会起業家支援の助成金を使ったのですが、それからは独立採算で活動をすることになります。ファブラボ鎌倉は、海外の財団やどこかからサポートされている、という身に覚えのないことを言われたこともありました。(笑)  

世界中、ファブラボ単体を運用するのはかなり至難の技で、どこも四苦八苦しております。ファブラボ鎌倉も例外ではないですよ。そもそも、公共性の高い事業なので、公的資金を投入して行われている海外の事例も多いです。そして、助成金が切れたら活動も終了していた…というパターンがほとんど。日本でもよくある話かと思います。助成金たち切れ消滅パターンだけはどうしても避けたかったので、どうしたら活動を持続させるモデルができるか、常に模索が続くことになります。というか、今でも続いてますけどね。ファブラボ鎌倉の主な収益源は、企業とのプロジェクトがここ2-3年の傾向でした。徐々に講習会の内容を充実させて、ステップアップさせていく学習モデルのフォーマットへ移行できるように数年前から準備しています。時間かかりますが、とても重要なことだと感じています。そして、講習会をすればするほど、言われるのが「受講後に、ファブラボ鎌倉は使えるのですか?」というご質問。

独立採算で活動持続しているファブラボ鎌倉の経営は、講習会事業だけで到底まかないきれず、平日は企業や法人など非公開プロジェクトをしています。ラボ利用したいご要望があったときには、オープンラボや近隣のFAB施設をご紹介していました。「もっと安くて広い場所へ移れば?」というアドバイスをいただいたことは、幾度となくあります。それでも、やっぱり思うのです。「この蔵じゃないとダメなんです」「この蔵に、私は惚れているのだな」と。その根底には、テクノロジーだけではなく、文化や伝統、そして素材や身体感覚も大事にしたいという言語化できない想いがあるからなのだと思います。1888年に建てられ、2004年に秋田から移築された元酒蔵は、本物とは何かを知ってほしい、地域での新しい「結」の関係を構築してほしいというオーナーの願いがたくさん詰まっています。拡張するとしても、この蔵を拠点として展開すると決めていました。そして、この場を借りてのご報告になりますが、7月から場所が少し広がります。

蔵

鎌倉駅から徒歩5分という好立地は、そりゃ家賃も高いです。乱高下する収益に、家賃払うのにヒヤヒヤすることもあります。ハゲそうな時もあります。時にお金借りたりすることもありました。それでも、やっぱりここがいい。この蔵は、いい出会いがある蔵です。いい人たちが集まります。全然そう思われないけど、なかなか感情をうまく共有できない私でも、なんとかやっていけるのも、この蔵にいい人が集まってきているからなのだと心から感じています。

順風満帆な活動に見えているそうなのですが、いやいや、現実とのすり合わせはそんなに甘いものではありません。というのをリアルに知った6年でもありました。事業をしていると社会を見る視点が変わります。雇われていたら見えなかった視点、「経営」ってなんだろう、「普通に雇う」ってなんて大変なのだろう。時に、世の中の当たり前に答えられない不甲斐なさも感じたり。そんな時に、ふっと助けてくれる人もいたりするから、涙もろくなるのは歳のせいだけではないようです。たくさんの方々に見守られ、支えられているんだなと、いつも思います。それだからか、しんどいと思ったことはあっても、やめたいって思ったことないんです。問題解決能力なければやっていけない現場感もあるからですかね。これぞ、アクティブ・ラーニング! (笑)  

なんでも早くこなせる訳ではないので、何かするのもいろいろ時間がかかってしまいますが、それでもこっちの未来に面白い何かがある。そういう直感みたいなモノだけで、突き動かされているからかもしれません。6年続けてこれたのを今日は、褒めてあげたいと思います。

ですが、甘えてばかりはいけません。もう少し力つけます。それでもFabLab Kamakuraだけの力ではどうにもならない時は、どうかみなさんの力をお貸しください。そして、一緒に未来を創っていけたら嬉しいです。そんなことを思う、6年目の夜なのでした。

引き続きよろしくお願いいたします!!!! 

FabLab Kamakura

渡辺ゆうか

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