Fab Academy Week#2

今週(1月23日)からは前半のレビューが始まります。受講生が作っているウェブサイトをチェックしながら、先週の宿題は何をやって、何が問題で、どう解決したのか?などのやりとりがなされます。

ここで使われるのが random generator”。Neil使用のUbuntuターミナルに、”random”とタイプすると、その名の通りランダムに生徒が抽出される仕組みです。

英語が苦手な多くの日本人(私)にとっては、心臓に悪い時間でした。呼ばれたらどうしようかドキドキしながら待機していたのですが、Neilと直に話す機会はそうあるわけではないので、ある貴重な機会でもあるわけです。実際、その英語力でどうしてそこまで質問攻めにできるのかと思えるほど、積極的に質問する生徒もいます。そうした世界のメンタリティーの違いを体験できるのも、Fab Academyの醍醐味の一つです。
今週、日本の鉄道会社に勤務されている関内の受講生がさっそく運良く(?)あたりました。そこでNeilが紹介してくれたのがこの記事です。どんな内容にも、さっと検索して、適切なアドバイスをくれるNeilの引き出しの多さにはいつも驚かされます。

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日本の鉄道のシステムに感銘を受けていた体験を話しいるNeil (特に指差し確認が素晴らしい!)

前半のレビューの時間が終わると、“15 minutes bio-break”、いわゆるトイレ休憩が入ります。

さて、後半。今週の授業は、”project management”。

受講生は、毎週課される課題の作製過程を自分のウェブサイトにアップロードしていくこが必要となります。というのは、前置きになりますが、Fab Academyの評価システムが、Neilでのファイナル・プロジェクト発表(ひとり3分)に加え、毎週の課題実施されているかをGlobal Evaluatorが評価するという仕組みになっています。Global Evaluatorは、課題の必要要件が満たされているか、作製過程が十分に説明されているか、担当する受講生のウェブサイトを通して(のみ)チェックするわけです。

そのため、そこで授業では、ウェブの基本技術、Gitとよばれるバージョンコントロールシステム、ビデオ会議システムなどの紹介が続きます。ただこの週の授業の肝は、上記で紹介されたプロジェクトマネジメントのツールにあるのではなく、そのPrincipleにあると思っています。

Neilはgood project managmentについて、以下のような説明をしてくれました。

最初にいくつかproject managementについて話をするが、また終盤でも同じ話をする。まちがいなく時間が足らなくなる。プロジェクトを終えるために時間との競争となる。以下は一見あたりまえのように思えるが、決してそうではなく、よいproject managementに必要なことについて話をする。

triage 

ファイナル・プロジェクトに大きな目標を掲げているかもしれないが、それはできること以上のこと望んでいるかもしれない。どの部分を残し、どれを諦めるべきかアドバイスしていく。

demand- vs supply -side time management

プロジェクトは複数のタスクからなる。 必要な時間(time demanded)だけあるタスクに時間を費やすと、時間が足らなくなる。supply-sideでは、 来週の授業までの1週間、どれくらい時間が課題に取り組む時間に割けるのかから逆算する。その時間のなかで各タスクにどれくらいの時間を費やしてよいのか、配分を決め実行する。

serial vs parallel development

各タスクを順番にやっていこうとすると、ひとつ躓くとその先にすすめなくなってしまう。並行してすすめる。一つのタスクがプロジェクト全体の足をひっぱらないようにする。

spiral development

重要。今後何度もいうことになる。大きなプロジェクトを最初のコンセプトから最終型まで直線的にすすめるのは、あたりまえのようにみえるがうまくはいかない。spiral developmentでは、各スパイラルで、動作するシステムを完結させる。それを次第に拡大していく。

例えば、ウェブサイト。来週までには自分のウェブサイトを立ち上げないといけない。各スパイラルは何かしら機能するものにする。最初のスパイラルは与えられたテンプレを使う。次はテンプレを編集。新たなコンテンツの追加、テンプレを他のwebプロトコルに置き換える。いずれのスパイラルでも完成系としてなりたつ。繰り返すことでプロジェクトをブラッシュアップする。

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spiral developmentを絵で説明するNeil 

 

document as you work

毎週時間不足になる。課題が終えてからドキュメンテーションをすようとすると時間がたらなくなる。作業の過程、どういう問題が生じたか、どう解決したのかをドキュメンテーションしていくこと。

 

プロジェクトマネジメントのおすすめ本 by Neil 

Mythical Man-Month (英語版 )

人月の神話 (日本語版 )

振り返ると、昨年受けていた私としては、最初の授業で言われていたはずなのに、document as you workに気がつくのに3ヶ月ほどかかりました。どうしてもきれいにまとめたくなってしまうのです。

昨日、ファブラボ鎌倉で実施しているFUJIMOCK FES参加者の方に、fabbleでのドキュメンテーションのまとめ方について聞かれましたが、まさに”document as you work”がおすすめです。ただ作業に集中していると、写真を撮ることや、スクリーンキャプチャを忘れがちなので、その点は注意が必要。

今週の授業はここまで。宿題は、”work through a git tutorial, build a personal site in the class archive describing you and your final project”ということで、ウェブサイト作成し、自己紹介、ファイナル・プロジェクトについて記述です。

ファブラボ鎌倉では、木曜日TeamAと土曜日Team Bの2チームにわかれてローカルセッションを実施しています。

ウェブサイトは、MkDocsと呼ばれるテンプレートが与えられていますが、使うのは自由、自分で一から作るのも自由です。テンプレを編集してアップロードするためには、gitが必要となります。みなさん最初はおそるおそるgitコマンドを叩いていましたが、最後の方にはだいぶ慣れてきているようにみえました。でもgroup assignmentなど、複数で編集し始めるとまだまだいろんなことが起きますよ。

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木曜日TeamAの作業の様子

 

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土曜日Team Bの作業の様子

 

受講生が作成したウェブサイトをぜひご覧になってください。

 

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