Fab Academy Week#14

先週の授業”applications and implications“のレビューから始めますね。

Vaibhav Saxenaさん/Vigyan Ashram(Pabal, India)

インドのパバルから受講するVaibhavさんは、computer-controlled cutting3d printingなどでも紹介していますが、再登場です。彼のバックグラウンドは、建築。大学卒業後、建築事務所に勤めた後、Vigyan Ashramへ。Vigyan Ashramを訪れたNeilがその活動に共感し、それをもとにして最初のFabLabが設立されたことから、Vigyan ShramはFabLab 0と呼ばれています。インドではみんな都市へと向かうのに、どうしてVigyan Ashramへたどり着いたか?

というNeilからの問いに対しては、テクノロジーと建築がどう融合してくのかという学際的な面に興味があり、インドのアーメダバードにあるFabLab CEPTへと結びついていった。

最終課題であるFinal Projectはself-assembly robot(自己組織化ロボット)に関するものを制作しているという。MITのSkylar Tibbit(Self-Assembly Lab)の論文などを読んで参考にしている。

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少し難しいかもしれないですが、頑張って説明してみます。Skylar Tibbitを始めとする同様の研究は、自律的に動くモジュールの開発に時間を費やしてきた。我々を形作っているタンパク質を合成するリボゾームは、自己組織化(self-assembly)ではなく、プログラム化された組織化(coded-assembly)する分子マシンだ。その場合、パーツ(アミノ酸)はシンプルだが、頭脳はパーツの中ではなく、アセンブラー(リボゾーム)の中にあればよい。生体内がそうであるように、単純なパーツから高次構造をつくっていくことで、単純なパーツではできないことができるようになる…とのNeilからのアドバイスでした。この辺りは、本当に未来ですね。

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いつものNeilなら「プロジェクトが大きすぎる!」とか言うのに、とても今回の最終課題の制作期間で収まりそうにないところまで話が膨らんでいきました。(笑)

どういった落とし所みつけるのか楽しみなプロジェクトです。

Ye Eun (Miriam) Choiさん/Seoul(Seoul, Korea)

デザイナー/イラストレーター/教師といくつもの側面をもつMiriam。なにか手を動かしてものを作ってきたので、FabLab、Fab Academyにたどり着いたのは自然な流れだったという。“Learn to make almost anything”のFab Academyのポスターをみて受講を決めたとのこと。

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Neilからアイコンはどのツールを使っているのかと聞かれ、以前はPhotoshopだったが、Piskelを使っているそうです。週の課題をこなしつつ、さらにイラストを添えてくるというすごさ。

彼女の最終課題のテーマは、スマートヘルメット。暗くなればLEDが点灯し、加速や減速に応じて光り方が変化するように機能を付与したい。また肝心のヘルメット部分には樹脂と繊維を複合化したコンポジットとよばれる手法で作製したいとのこと。コンポジットは、グラスファイバー、カーボンファイバーなどの繊維に樹脂を含浸させて形成するもので、サーフボード、航空機にも使用される複合材料です。Neilは常に、グラスやカーボンなどではなく、ナチュラルファイバーの使用を推奨します。Miriamはレザーで仕上げたいとのことでした。

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mediocre(平凡)なヘルメットはみてきたけど、ナイスなヘルメットに仕上げて欲しいとNeilからの応援でした。

 

Alejandra Loaiza Grandaさん/ZOI(Quito, Equador)

建築がバックグラウンド。

エクアドル共和国のキトから受講するAlejandraさんの最終課題は、TrussFabというプロジェクトに関連したもの。TrussFabとは、プラスチックボトルと3D プリントされたジョイントを組み合わせることで、大きく、非常に頑丈な構造体を作製できる仕組みです。エクアドルでは、ベネズエラからの移民・難民問題があり、そのためのシェルターとして用いることができないかという問題意識に端を発しているとのこと。ジョイント部分はmolding and castingで作る予定。

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プラスチックゴミ問題対し、使用済みプラスチックの有効利用はいいプロジェクトだとし、同様の例として、Precious Plasticを紹介していました。

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さて、今週の授業は、”networking and communications”  通信方法についてです。

これまでは1つのマイクロコントローラーを使ってinput、output deviceを作製してきましたが、今週は複数のマイクロコントローラー間の通信させる方法を学びます。通信の目的は、複数の接続する目的としては、以下の4つが挙げられていました。

  • location
  • parallelism(並行処理):大きな一つのプロセッサ内で複数のタスクを処理するのではなく、複数の小さなプロセッサでタスク処理する
  • modularity(モジュラー化)機能ごとに基板を分けることで、開発を効率化する
  • interference(干渉防止):強電や消費電力の大きいモーターなどの回路と、センサーなどの繊細な回路を同じボードに同居させると干渉が起こる。

通信方法としては、シリアル通信(UART、I2C、SPI)、無線(RF)、ネットワーク・プロトコルなどが紹介されました。

鎌倉の受講生の一人は、final projectに使用するものをこの週の課題に合わせて作製していきます。

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