Fab Academy Week#20

先週の授業”invention, intellectual property, and income” のreviewから。これまでの授業では、何かを作るためのスキルを学んできましたが、最終課題を世の中に普及させていくうえで、オープンソースにするのか、独占的にするか、どうのように収益をあげていくのかなどビジネス・マネジメントについて考え、ビジネス展開のプランを考えることが課題でした。とはいえ、内容はFinal Project(最終課題)の進捗確認も進めていきますよ。

Michael Edwardsさん/Brighton(Brighton, Great Britain)

英国南東部に位置するブライトンの都市高校でコンピュータ・サイエンスを教えている先生でもあるMichaelさん。現在、修士号の取得に取り組んでいる。final projectはウォーターロケットを使用した遠隔測量システム。加速度センサー、気圧計を測定しSDカードに保存したいという内容。

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発表まで2週間ほどを残すこの時点で、詳細まで詰められていませんでした。Neilが「今のサイクルで卒業するつもりなのか」と問うと、Michaelさんからは、「そうしたいのはやまやまだが、日に日に難しいと感じている」との回答。

「諦めるのはまだ早い。卒業に必要なのは、2D/3Dデザイン、マイクロコントローラー、プログラミングなどの要素をfinal projectに取り入れ、統合したものを(締切までに)完成させること。final projectは一生の仕事ではないし、眼を見張るようなロケットに仕上げろというわけでもない」とNeil。どの程度で見切りをつけて、ゴールを目指すかの見極めが大事。

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Michaelさんに対してだけではなく、中盤以降、final projectの詳細が曖昧なまま受講生に対し、Neilは幾度となくweek#2の授業、”project management“で話した内容を繰り返し伝えます。

「何を捨てて、何を残すのか(triage)、残り時間から逆算し、何ができるのか考える(supply-side management)、すべてを一気に作ろうとせず、小さなスパイラルを回す(spiral develpment)、すべて終わってからdocumentationするのではなく、過程を記録していくこと(document as you go)」

残り2週間、どこまで追い込めるのでしょうか。

Kae Naganoさん/Kamakura(Kamakura, Japan)

我らがファブラボ鎌倉から、Kaeさんが登場! 企業に勤めるユーザーエクスペリエンスの研究者。組み込みプログラミングにも精通しています。

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final projecでは、ミストジェネレータの制作に取り組んでいます。発生したミストをスクリーンとして、Unityを使ったアニメーションを投影することで燃え盛る炎のようにみえるのです。以前に作製したプロトタイプのビデオをみたNeilは、”Oh my Godness!!!”とビックリ。こんなのは見たことがないが、よく知られているものなのかと驚いた様子でした。

4自作を検討しているミスト発生のための発振回路。はじめのうちはうまく動作するが、次第に発信しなくなってしまうので、市販品を使うか考えあぐねている。

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Neilからは、高電圧のオペアンプ、パワートランジスタを使用する方法があるとアドバイスがありました。

インストラクターとしても、受講生がNeilから良いコメントをもらえるのはうれしいです。残り時間で、ブラッシュアップしていってください。

 

“Believe it or not, this is the final class.”

というNeilの一声から最後の授業開始です。真冬の1月に始まり、いつのまにか桜の季節も過ぎ、季節はすでに蒸し暑い6月に。受講生のみなさんは、きっとあっという間の半年と感じられていることでしょう。

今週の授業は、”project development“ とはいっても、授業というほどではなく、Neilが認める過去の優れたfinal projectについて、どういった点が素晴らしいのかコメントしながら紹介していきます。

その中のひとつとして、昨年ファブラボ鎌倉から受講したKaiさんの作品が紹介されていました。光をインターフェースとする照明装置です。「このプロジェクトがすばらしいのは、プロジェクト自体の存在を感じさせないからだ。近づくとスイッチとなるパターンが投影され、その光に触れるとライトがオンになる。でもプロジェクト自体はそこには見えない。」とのNeil評です。

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いよいよ来週は、final presentation。6/12、14、17、19の4日間にわたって続きます。ひとりあたりの持ち時間は3分弱、1分間の紹介ビデオとスライドを事前にアップロードしておきます。Neilがビデオを再生するので、受講生はその間にプロジェクトの説明します。Neilは250人近い受講生一人ひとりに対して、こうしたほうがもっとよいのでは、ここはどうなっているのかなど説明を求めたりします。外見からわからないからといって、電気回路が筐体のなかにただ置かれているだけだったりり、配線がグチャグチャ、テープ止めだったりすると、これでは信頼性に欠けると間違いなく指摘を受けます。単に動作すればいいというわけではなく、細部に渡って仕上げることが求められます。

受講生の皆さん、発表までの残り1週間、寝不足になるかもしれませんが、健康に気をつけつつ、がんばってください!

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