鎌倉研修日記 vol.5

栗山町地域おこし協力隊の岡です。

六本木の東京ミッドタウンにて慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下SFC)の主催で行われたOpen Research Forum(通称ORF)へ参加してきました。ORFは慶應義塾大学SFCがその研究成果を広く世間にお伝えするといった趣旨のイベントです。 東京ミッドタウン内に用意された会場では各研究室がブースを出し、活動内容について来場者にわかる展示がなされていました。

様々な研究室で最新の事例が紹介されていて、どのブースも大盛況でしたが、私は特にファブラボ鎌倉の設立者の一人でもある田中浩也教授の研究室の展示を中心に拝見しました。ブース内で一番目についたのは研究室で開発をしている巨大な3Dプリンタについての展示でした。機体は展示できないものの使うフィラメントのサンプルやプリントするもののモデルが置いてあり、実際にプリンタがどう使われるのかが容易にイメージできました。田中研究室ではブースの他に会場の外にもスペースを用意し、学生たちの作品をたくさん展示していました。課題に対してのリサーチからアウトプットまで論理的に提示されていてとても勉強になる内容でした。ひと通り展示を見たあとは教授方が壇上でお話をしてくれるトークセッションや、高校生以下の学生さんが全国から応募しているファブ3Dコンテストの表彰式に参加したりしました。どれも内容が濃く、とにかく刺激を受けたイベントでした。

ファブ3Dコンテストレポートはこちら

巨大3Dプリンターと環境に良い素材

巨大3Dプリンターと環境に良い素材 研究室で開発が進められている「ArchiFab NIWA」は30m×30m×30mのサイズで出力可能な超巨大3Dプリンタ。田中先生の「公園」をプリントするという壮大な夢が現実味帯びてきている。また、それに合わせて生態系に優しいBioMaterialも研究されており、ここでは土と酸化マグネシウムを混ぜた素材と菌糸と籾殻や落ち葉などを混ぜた素材の2種類が展示されていた。

_柔らかいフィラメントの出力例

柔らかいフィラメントの出力例 3Dプリントされた無数のキューブ状の出力物。同じ柔らかい樹脂素材で出力されているものの、構造の違いで硬さを変えている。それぞれの硬さに合わせて別の物質(例えばスポンジや発泡スチロール)の硬さに例えることで認識しやすい工夫もなされている。

リサーチや研究成果の展示

Reactive Wallという周辺の環境変化に呼応する壁面のデザインについての展示。実際の成果物も素晴らしかったが、課題に対してリサーチを行いデザインを生み出してプロトタイプをつくり検証するという研究の流れがよくまとめられていた。

切り株に3Dプリンタ造形物を組み合わせたイス

切り株に3Dプリンタ造形物を組み合わせたイス。 先日の台風15号でキャンパス内の木が倒れ、大きな切り株ができた所に3Dプリンタで出力した柔らかい構造物を組み合わせて椅子にしてしまうという試み。既存物をハックし「街に椅子を溶け込ませる」というアイデアのもと行われており。実際に体験した台風からくるストーリー性も相まってとても印象深かった。

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