ついにFabAcademyが始まりました!夜間開催ということでお泊まり会のようなワクワク感があったのですが、いざ始まってみるとそんな呑気なことを言ってられないくらい、ニール教授の言葉を聞き逃さないよう気を張らないといけない状態でした。。。

授業の様子。オンラインで世界中のFabLabと繋がり、みんなでニール教授の講義を聞く。来週から提出した課題にニール教授からの質問があり生徒がランダムで当てられる。。。(恐怖)
ニール教授のいるアメリカ、マサチューセッツ州の朝9時に合わせて講義は開始され、世界各国が同時に繋がります。そのため日本では、夜11時からの開始になります。FabAcademyですごいのは、ニール教授からの一方的な講義ではなく双方向でコミュニケーションを取りながら講義が進んでいくところにあります。質疑応答が適宜行われ受講生の発言も世界中で同じように聞かれることになります。ファブラボではそのための卓上マイクやカメラもしっかりと設置されていて、鎌倉では深夜に行われるので、近所迷惑にならないようにするために音声出力を複数に分けてイヤホンをつなげることができるスプリッターも用意されていました。

授業を受けている様子。今回は鎌倉の受講生もオンラインで受講する人も多かった。インストラクターが授業の内容を日本語でドキュメント化してくれているので、わからない英語があっても内容を理解することができる。(本当にありがたい環境です。。。)
世界中の100名を超える受講生が同じ時間に同じ講義を聞くというのはとても壮大な話だと思っていましたが、実際に体験してみてリアルタイムにテンポよく大勢の人がコミュニケーションをとる様はやはりすごいなと感じました。
第1回目の授業はコンピューターの歴史やFabLabの成り立ち、FabAcademyの課題製作に関して過去の卒業製作物の紹介や提出するまでに押さえておかないといけないポイントなどを解説してくれました。3時間があっという間に感じてしまうほどの情報量に圧倒された1日になりました。(第1回目の講義の内容はネットで公開されているので興味のある方はご覧ください)
The Fab Academy 2020 Schedule&Video

FabAcademyローカルセッションを受けている様子。平日のグローバルセッションを鎌倉で受けられなかった生徒も鎌倉まできて一緒にローカルセッションを受けている。インストラクターが補足説明や各自作業のサポートなどをしてくれている。
今回はありませんでしたが次回以降は生徒がランダムに指名されて回答する機会が与えられるのでそれも楽しみにしたいと思います。さて、今回の内容はといえば、デジタルファブリケーションとはどういったものか歴史や今後の展望などを説明してくれたり、ファブラボとはどのような組織なのかといった話から始まりました。ファブラボは都市の新たなインフラとしての役割を担うというという話がとても印象的でした。そしてその後はプロジェクトマネジメントの方法についての講義がありました。このプロジェクトマネジメントについては次回までの一週間の時間を使い鎌倉のメンバーで学習していくことになるので後述していこうと思います。
最初の課題は自分のホームページとファイナルプロジェクトのアイデアを提出するのですが、『Git』『Atom』『Python』『Terminal』『Mkdocs』など初めて触れる分野の知識をインプットしていかなければいけないので1日たりとも気を抜けないなと感じています。

受講同士の助け合い! 受講生のスキルは様々で、コマンドラインが得意なひとや、デジタルファブリケーションが得意な人、英語が話せる人などお互いがフランクに助けあえる環境があるのが素晴らしい。