2014.11.01
パラパラと小雨が降るなか今年で3回目になるFUJIMOCK FESの富士山セッションがはじまりました。今年のFUJIMOCK FESは昨年までの日帰りのプログラムから一泊二日のプログラムにパワーアップ。そのためか、早朝しかも小雨にも関わらず皆さん気合十分!
時間が経つにつれどんどん強くなる雨。天気がこれ以上悪くならないうちに・・・と、集合場所である田貫湖ふれあい自然塾に着いたら説明もそこそこで、マイクロバスに乗り込み森に向かいます。
早速間伐体験
若手の木こりさんの伐倒デモンストレーションの後、倒す方向の決め方、刃の入れかた、ロープの使い方などを木こりさんから教わって、参加者同士協力しながら伐倒していきます。
「あっ、俺より年上じゃん!」
年輪を読むと、樹齢がわかるだけではなく、枝の後、年ごとの成長具合など、その木の歴史がわかります。
そんな木こりさんの解説を聞きながら、その木の歴史を辿っていくと・・・
「あ〜こいつ、30代くらいから伸び悩んでるんだなあ〜・・・。」との声。
思わず木が身近に感じる瞬間でした。
収穫物を両手に沢山抱え、いい匂いに包まれながら、田貫湖ふれあい自然塾に戻ります。
木こりを知る
1日目の午後はさらに深く木こりさんを知るセッションです。
日々使う道具や、普段仕事をしている環境など、普段都心で働いている私たちには、目に映る一つ一つがどれも新鮮です。
本日の宿である森の家についたら、
夕食の準備をする人、持参した段ボール燻製をしはじめる人、焚き火でiPhoneが充電できるか挑戦する人など・・・皆さん思い思いの夜を楽しみます。
食事の準備ができたら、夜の部がスタートです。空腹も満たされ、落ち着いてきたら、食べながら、飲みながらで、ペチャクチャナイト方式 (1名20枚のスライドでそれぞれの活動を紹介)でプレゼンのスタートです。
今年はさらにパワーアップ!ということで、昨年の参加者が今年度の参加者に、自らの製作を通したフジヒノキの試行錯誤をプレゼンしていただきました。
こうしたプレゼンがあるとないとでは、制作に対するスタート地点も違います。毎年、そういったプレゼンターが増えて行く事が、フジモックフェスの一つの成果かもしれません。
木こりストーブ(スウェーデンストーブ)を囲んでの団欒。
切ったばかりの木は水分が多く、乾燥している中心部だけ燃えて、周囲は燃えません。最初は半信半疑だった参加者も、実物をみてビックリ!
プレゼンの後ということもあり、話がはずみ夜がふけていきました。
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2日目の朝は晴れ。ようやく雨から解放されました。
ホールアース自然学校で飼っている犬やヤギ達の世話
朝食のための薪割り・火おこしなど、それぞれの朝を過ごします。
森のダイニング
朝ごはんは、自分たちでつくったホットドックや手で捏ねたパン、竹で炊いたご飯など、盛りだくさん。楽しく、おいしい朝ごはんになりました。
朝食の後はいよいよ製材のセッションです。
昨日みんなで力を合わせて伐採した生木をチェーンソーで製材していきます。
無茶なアイデアでもとりあえずやってみる。いろんな角度から、試行錯誤を繰り返し進化しています。そんなこんなで夢中になっていると、楽しい時間もすぐに過ぎてしまいます。
お昼は、3Dプリンタで出力した富士山の型でつくったフジモックカレー
最後に2日間のまとめをして終了です。本当にみなさんいい笑顔!
名残惜しいですが、また鎌倉セッションでお会いしましょう。
皆さんが持ち帰った富士ヒノキ達がどのように変身するのか、みなさんがどんなトライ&エラーを経験するのか・・・今からとても楽しみです!
by nonoka