DAY1 Report
今年で3年目を向かえるFUJIMOCK FES(フジモックフェス)。このプログラムは5ヵ月間に渡って、山に素材を取りに行き、デジタル工作機械のスキルを身につけて作品を作り上げるプログラムです。富士山セッションからほぼ4ヶ月経過し、鎌倉セッションがはじまりました。
01 : ファブラボ鎌倉にて再会した参加者のみなさん / photo by tommy
富士山セッションの濃厚な時間があったためか、久しぶりにお会いしても参加者同士違和感なくコミュニケーションされてました。
02 : 旅する仕事場で実施したFusion360講習会風景 / photo by tommy
会場も鎌倉•湘南エリアに拡張しました。DAY1は、125年前の元酒蔵をリノベーションしたファブラボ鎌倉と、鎌倉のIT企業が集結するビル2階のコワーキングスペース旅する仕事場の2会場で開催。写真の色で場所の特徴がでてますね。新旧融合のコントラストが鎌倉っぽいですね。(笑)
03 : 切削するためのデータ
さて、毎年パワーアップしているフジモックですが、今年はプログラムにFusion360を用いたモデリング講習会を導入し、RolandDG社の最新機種monoFAB SRM-20を使ってデスクトップ3D木工にもチャレンジしています。
04 : SRM-20での切削風景
サンプルで切り出した富士山は、セッティングも含めてだいたい 所用時間30-40分くらい。
05 : 切り出したサンプル富士山
デスクトップ木工は、なんといっても粉塵は箱の中、場所もとらずコンパクト、そんでもって加工がボタンひとつで早い!! 3Dプリンタの樹脂で制作したモノは面白いのですが、同じデータが木製になるだけで急にほっこりします。デジタル工作機械が普及している今の生活スタイルと親和性が高く、木工の新しい提案ができそうです。
06 : 遠隔共有セッション風景
DAY1のセッション最後に、ファブラボ北加賀屋、ファブラボ浜松、新しくスペースを立ち上げた濱中さんら、強者の方々と遠隔でつなぎ進捗を共有しました。何やら遠隔地の猛者の皆様は、丸太からスケボーをつくり、車輪接合部分を鋳金技術を習得してつくるとか。流石、男前なFABまっしぐらです。鎌倉セッションDAY2は、昨年の参加である今西さん(現在、朝ファブマスター)の工房に集まり作業を進めます。昨年フジモック参加を機に、商品開発ができる本気の木工工房?工場をつくってしまった方です。回を重ね、バージョンアップを心がけているフジモックフェスですが、何よりも心強いのがかつての参加者がいつの間にか主催者に変わっている状況がいいなぁと思っています。
DAY2も引き続きレポートしますね。 お楽しみに!
by youka